毎年行っていたことなので、誰も問題視しなかった。

名古屋市の小学校4校で、保護者の同意を得ずに児童の個人情報がPTAに提供されていたことが明らかになりました。これは、新年度の分団の班編成を行うために、新1年生の個人情報をPTAや地域の保護者に共有していたもので、10月2日に外部からの指摘で問題が発覚しました。

提供された情報は、児童の氏名や住所、性別、兄弟関係、保護者の名前など、学校によって異なりますが、毎年12月から翌年3月にかけて紙またはデータで渡されていたということです。

市は、対象となった小学校の全保護者に対し、書面で経緯を説明し、謝罪を行いました。また、市は今後、新1年生の保護者から事前に文書で同意を得るなど、個人情報の取り扱いに関するルールの徹底を図り、再発防止に努めるとしています。