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猫フォトコンテストに応募したら他人の個人情報が見える。
2025.01.14
文藝春秋の公式サイト「CREA WEB」で募集した「CREAかわいいニャングランプリ2025」の応募フォームに不備があり、応募者の個人情報が別の応募者から参照できる状態だった。
募集に利用した「Googleフォーム」の設定に不備があり、2か月以上、他人の個人情報が閲覧可能だった。対象者は87人。氏名、電話番号、メールアドレス、ニックネーム、猫の名前、コメントなどが含まれるが、それぞれの情報は紐づけられていないとしている。
現在は回答者本人以外が閲覧できないよう修正済み。同社は、対象となる応募者に謝罪の書面を送付している。
この問題は「Googleフォーム」などの便利な機能利用の注意喚起題材になる。
フォームの設定が簡単ですぐに投稿ができるため、テストも投稿できることの確認で終わらせてしまうが、実は検索したり人の応募作品を見ると、他人の個人情報が見えることがある。
複数アカウントを使い検索テストなどをしないため、運用開始後に発見される事故だ。
テストをすれば見つけられることをやらない。
このような「手抜き事故」は組織の意識が甘いと言わざるを得ない。