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元従業員が個人情報を転職先企業に持出し利用したところでバレた。
2024.11.22
人材紹介業で、元従業員が同社サービスの登録者や取引先に関する個人情報を転職先企業へ不正に持ち出し利用し始めたところ、登録者から元従業員よりコンタクトがあったとの連絡を受け、調査を行ったところ、在職中に元従業員が個人情報を持ち出していたことが明らかになった。
同社サービスの登録者や取引先などあわせて1306人分の氏名、住所、電話番号、生年月日、メールアドレス、勤務先の会社名、部署名などの個人情報を盗み出し、転職先企業で使用したもの。
盗まれた同社では、元従業員と転職先企業に持ち出したデータを削除するよう求め、すでに削除されたとしている。さらにJISマーク審査機関と個人情報保護委員会に報告するとともに、対象となる登録者や取引先に対してはメールやSMSを通じて謝罪している。
同社では今後は退職前にデータ持ち出しに関するログの調査を実施、監視体制の見直し、セキュリティ対策の強化、従業員教育の徹底を図り、再発防止に努めるとしている。
個人情報を不正に持ち出し利用したら「すぐにばれる」ことに犯人が思い至らないのは、研修内容に問題がある。