一般社団法人日本個人情報安全協会

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学生1名のメールアカウントに不正アクセス。2万件の迷惑メールの踏み台に。

帝塚山学院大学のメールシステム上で、学生1名のメールアカウントが不正アクセスを受け、このアカウントから迷惑メール3433件が送信されました。送信先となったメールアドレスは1万9839件にのぼるとのことです。
同大学は、該当する学生のメールアカウントを停止し、迷惑メールを受信した関係者へ謝罪を行いました。

再発防止策として、メールアカウント利用者に対し、パスワードの厳格な管理など適切な取り扱いについて周知を図るとともに、技術的な対策を含めた再発防止策を検討していくと発表しました。

学生やパート・アルバイトにメールアカウントを付与した場合、セキュリティ意識が十分に育っていないことから、不正アクセスを受けるリスクが高いと言えます。セキュリティ教育は、受講者の意識レベルによって効果が変わるため、一斉教育だけでなく、個別の理解度テストを複数回にわたって実施し、問題内容を変えながら最低限の「常識」を確実に身につけさせる必要があります。

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