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小中2校で個人情報が生徒端末より閲覧可能に - 松戸市
2025.06.02
千葉県松戸市は、小中学校あわせて2校において、本来閲覧できない生徒の個人情報が、生徒用タブレットから閲覧できる状態だったと発表した。
市によれば、市内中学校で、2024年3月から2025年4月にかけて、生徒の氏名と欠席や遅刻の理由などのべ約1400件が、生徒用のタブレット端末から閲覧できる状態。設定に不備があったため入力内容が閲覧できる状態で、生徒からの指摘で4月25日に問題が発覚。
同問題を受け、市教委が各校の状況を確認したところ、市内小学校1校でも類似の事案が明らかになり、2021年9月から2025年5月にかけて、欠席などの連絡のべ約1万件が閲覧可能だったほか、2024年6月1カ月分の林間学園の出欠のべ5件が閲覧できる状態だった。
同市は再発防止に向けて、定期的に全小中学校の管理職や情報担当教員を対象とした共同編集ツールの運用方法、情報の管理方法に関する研修を実施する。
またアンケート作成ツールで回答フォームを設置する際、設定や共有方法に関するチェックリストを用意。管理職の確認を徹底するとしている。
チェックは以前からしておくべきであり、それができていなかったことが問題だろう。