一般社団法人日本個人情報安全協会

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社内研修:説明型の研修は効果が薄い

今回の共通テスト「情報1」は内容が変わった。従来の暗記型の受験対策は効果が薄く、考えるスピードや正確性、思考力が問われた、と発表されました。

社内の個人情報保護研修も同様です。
情報を一方的に伝えるだけの研修では、漏えい事故は防げません。講師の説明を10分以内にとどめ、自習型に切り替え効果を出している企業があるので一部をメモします。

■変更の結果・評価

受講者が積極的に考える場面を増やすことが自他ともに気づきにつながり、事故に至らないヒアリハットで止まる予防効果があった。

■おこなったこと
 ・受講者間のコミュニケーション促進を目的に、
  研修の座席は自由なペアで横並で座った。
 ・ペア同志で研修テキスト内容をお互いに説明しあった。
 ・学んだ知識を実際に使う場面を具体的に話し合い、
  あそこで使ってみる、と口に出して確認した。
 ・テキストの読み合わせ場面はいい加減になるので、
  練習を兼ねて、行ずつ目で追い理解漏れがないようにした。

■個人情報保護の配慮を日ごろから考えていると
 無造作に置かれた書類などに目が行き、他社を見る眼も変わってきます。
 同時に自分の会社が人にどのように見られているか 意識するようになります。

■共通一次の内容変更から学んだこと
 ・従来の暗記型の受験対策は効果が薄い。
 ・仕事の場面では、考えるスピードや正確性、思考力が問われる。

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