一般社団法人日本個人情報安全協会

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保健所職員の名刺でFAX番号を誤記載で医療関係書類が第三者の個人へ1年以上送信。誰が確認すべきだったのか。

■状況
埼玉県で、保健所職員の名刺に記載されたファックス番号に誤りがあり、保健所に送信されるべき医療関係書類が第三者の個人に送信されていた。
南部保健所で結核関係の書類が届かず医療機関に確認したところ判明した。
結核医療費公費負担申請書類で、氏名や住所、生年月日、診断名、病型などが含まれる。

■原因
2022年度から2023年4月にかけて使用していた名刺に誤ったファックス番号が記載されていた

■対応と対策
保健所が誤送信先に電話して謝罪。過去に送信されたファックスは、受信ごとにすべて破棄されていたことを確認していたことを確認。
誤記載がある名刺を渡していた機関に対しては、ファックス番号の修正を依頼。
今後は、名刺やチラシなどの配布物において複数による確認を行い、再発の防止を図るとしている。

■ひとこと
「複数による確認」では結局無責任になる。
名刺を受け取った各自が確認しないと複数の確認にならない。

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