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わたくしは学殖なきを憂ふる。常識なきを憂へない。天下は常識に富める人の多きに堪へない。(伊沢蘭軒/森鴎外)
2025.04.02
わたくしは学殖なきを憂ふる。常識なきを憂へない。天下は常識に富める人の多きに堪へない。
(伊沢蘭軒/森鴎外)
この文は、学識や教養を持つことの重要性を説いている一方で、常識だけに頼る浅はかな判断を戒めています。社会が浅い常識に頼る人ばかりで満たされると、物事の本質や深い理解が失われてしまい、健全な発展が難しくなるというメッセージです。
学殖なきを憂うる。
学識や教養が不足していることを憂えるべきだという意味。学識がないと、物事の本質を理解したり深い思考ができなくなるため重要視される。
常識なきを憂えない
常識が不足していることについてはそれほど憂う必要はないという意味。ここでいう「常識なき」は、本質的な判断や深い知識に基づかない勝手な常識を示唆している。
天下(社会)は常識に富める人の多きに堪えない
社会は、常識に頼るだけの人が多すぎると、社会が本質を見失ってしまうという警告とも受け取れるひとこと。
某テレビ局の陥った罠は「じぶんの常識、世間の非常識」ですね。
自戒を込めて。