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元社員に顧客情報を漏洩 転職時に持ち出しも - ジブラルタ生命

ジブラルタ生命保険は、転職した複数の元従業員が、転職時に顧客情報を持ち出したほか、同社在職中の従業員が元従業員に対して情報を漏洩していたことを明らかにした。

北九州支社に2024年3月まで勤務し、その後同社と代理店契約を結ぶ同一の生命保険代理店に転職した元従業員4人が、情報を持ち出していた可能性があることが2024年11月に判明した。

いずれも退職時に個人情報の持ち出しがないことについて誓約書へ署名していたが、自身が担当していた顧客の情報を転職の際に持ち出した。さらに退職後の同元従業員のうち3人から依頼を受け、事務を担当する同社従業員が顧客情報の一部を漏洩していたことも判明した。過去一緒に働いていた関係性から依頼を断っていなかったという。

顧客71人に関する氏名、生年月日、保険商品名、保険料、支払済みの保険料、解約返戻金額などが漏洩したことが確認されており、同社は対象となる顧客へ経緯を報告するとともに謝罪。金融庁や個人情報保護委員会に報告した。
外部へ情報を漏洩していた従業員については懲戒解雇した。

今回の問題を受けて同社では、従業員の教育を徹底するとともに、顧客情報の持ち出しを防ぐための技術的な安全管理措置を強化する。具体的には、退職時の誓約プロセス、個人情報漏洩に関するモニタリング措置を強化するという。

組織的に問題を起こしているので、まず組織として犯罪行為に対処すること。さらに持ち出しや漏えいの違法行為が個人が意図的に引き起こしているため、弁護士や司法に犯罪行為として当人たちへの警告または告訴まで踏み込む必要がある。
厳罰を辞さない組織として襟を正し、予防策を徹底するようにすべきである。

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