一般社団法人日本個人情報安全協会

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国交省 有料公開DBの国道図面に約6.5万人の個人情報の削除漏れ。トラブルを起こした後の対応を考えるなら、事故が起きる前の点検を実直に行うこと。

国土交通省東北地方整備局が公開した、全国道路施設点検データベースで公開している国道の一部図面に、個人情報の削除漏れがあった。

同局によれば、2022年7月12日に全国道路施設点検データベースで有料公開した国道の図面のうち、同局管内の13道路事務所において個人情報の削除漏れが確認された。

土地所有者あわせて6万5488人の氏名が削除されていなかった。2024年11月1日に判明し、氏名が掲載されている図面の特定と氏名数の調査を進めていたが、データベースに登録された施設数が多く、確認に時間を要したという。

削除漏れの判明以降、氏名が掲載されている図面の公開を停止している。利用規約では、図面の閲覧は有料会員のみとされており、閲覧情報を無断で第三者へ提供することは禁止されているとしている。

この事故の教訓は、公開または送付する情報の作成者が、あらかじめ特定の目的で資料を見るため、第三者の目では非公開にすべき情報が掲載されも気づかない盲点がある。
「そんな目で見たことがない」という言い訳は通用しないので、だから、公開前に第三者の目で点検を受けることが必須になる。
トラブルを起こした後の対応を考えるなら、事故が起きる前の点検を実直に行いましょう。

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