神戸市は、市内小学校において、児童と保護者の氏名などが記載された書類86人分が所在不明となっていることを明らかにした。

同書類には、児童と保護者の氏名のほか、学習用パソコンの使用順守事項に関する確認、児童の写真やコメントの学校サイトにおける掲載、作品展への応募出品などに関する同意内容が含まれる。

■紛失原因
書類をとりまとめた教諭が、規定場所ではなく、職員室内の机で保管していた
なぜ紛失したのかは不明

■再発防止対策
・人情報を含む書類は個人で保管せず、鍵のかかる規定の場所で保管する
・管理職が定期的に文書の管理状況を確認する

鍵をかけて保管、という対策は管理上有効であるが、実効するには習慣化が必要である。管理に個人差が生じるので相互チェックが機能するまで職場で意識を高める対話が必要である。