法律では教育をすることが義務付けられていますが、JISでは一歩踏み込んで以下の４つの教育をするように定められています。社員としっかりコミュニケーションを取ること、社員にルールをまもってもらうためにもしっかりとした教育を行いましょう。

――――――――――――――――――――――――――――
４つの教育
・個人情報保護方針の理解
・マネジメントシステムの重要性と利点
・役割と責任の認識
・違反時の結果の理解
――――――――――――――――――――――――――――

まず、個人情報保護方針の理解について解説します。

――――――――――――――――――――――――――――
・個人情報保護方針を理解するポイント
――――――――――――――――――――――――――――

個人情報保護方針を知っておくことは、日常業務の中で個人情報を安全に扱うための基本です。具体的には、次のような点を理解しておく必要があります。

• 個人情報とは何か：名前、住所、電話番号、メールアドレス、クレジットカード情報など、特定の個人を識別できる情報が含まれます。

• どうやって個人情報を収集し、何のために使うか：例えば、アンケートやウェブサイトでの問い合わせフォームを通じて情報を集める際、どのような目的で利用するかを明確にして、必要な情報だけを収集します。

• 情報をどのように保護するか：情報が漏れないように、パスワードを設定したり、暗号化して保存することが必要です。さらに、個人情報は必要がなくなれば適切に削除します。

これ以外の項目のポイントは次回以降にそれぞれ説明していきます。