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アイ・オー製ルータ「UD-LT1」などに脆弱性。すでに悪用の報告も。工場出荷時のデフォルトPWを変更するように。
2024.12.09
アイ・オー・データ機器は、自社製のルータ「UD-LT1」「UD-LT1/EX」に複数の脆弱性があり複数の悪用攻撃が確認されている、として工場出荷時のパスワードを使い続けずに、変更することを求めている。特にWAN側から設定画面にアクセスを許可している場合に侵害されるおそれがある。
不正アクセスを受けた場合、任意のOSコマンドを実行されたり、認証情報を含む情報の漏洩、設定の改ざん、ファイアウォールの無効化のほか、動作が遅くなる、通信量の増加といった影響を受ける可能性がある。
同社は、ファームウェア「バージョン2.1.9」で「CVE-2024-52564」を修正した。さらに他の脆弱性についても12月18日ごろにアップデート「バージョン2.2.0」をリリースする予定。
現在ユーザが対応できる回避策は、「リモート管理設定の無効化」「外部から設定画面へアクセスする場合は「VPN」を活用すること」「設定画面の工場出荷時のパスワード(デフォルト)の変更」を求めている。
設定を改ざんされる侵害が確認された場合は、機器を初期化と再設定すれば一時的に不正アクセスは解消される。