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「お前を知っているぞ」国際連携「PowerOFF作戦」でDDoS攻撃サービス27件を停止
2024.12.17
「お前を知っているぞ」国際連携「PowerOFF作戦」でDDoS攻撃サービス27件を停止
欧州刑事警察機構は、国際的な連携を通じて分散型サービス妨害(DDoS)攻撃のプラットフォーム27件を停止に追い込んだことを明らかにした。
クリスマス時期に増加するDDoS攻撃を見据えて、15カ国の法執行機関が連携し、「PowerOFF作戦」を展開したもの。犯罪者の人気を集めていた「DDoS攻撃サービス」を解体したり、関係者を摘発した。
「DDoS攻撃プラットフォーム」は、膨大なトラフィックをターゲットとなるウェブサイトやウェブサービスに集中するよう攻撃を請け負うことで知られる。同作戦を通じて27件のドメインがテイクダウンされ、18件のインフラを押収。関係者4人を検挙している。
また、フランスとドイツにおいて運営者3名を検挙。サービスの利用者300人以上を特定し、利用者に対して「お前を知っているぞ」と直接事情聴取を行ったり、250件以上の警告書を送付。また2000件以上のメールを送信し、違法サービスの利用者に接触を図っている。
この作戦には、米国やカナダ、イギリス、フランス、ドイツをはじめとする欧州、南米のほか、日本の警察庁なども参加している。